2006年12月18日月曜日

避妊薬

今日は、ちょっと韓国の現実について
真面目に書こうと思う。

韓国では、海外養子縁組に出される人数がかなり多い。
世界で一番多いらしい。
その理由は、若くして子供を産んだ人間が育てられないから。
ま、日本でも、若くして、やってしまって、
その結果子供ができちゃってどうしよ~~なんて話はよく聞くが、
そもそも、この国の話を聞けば聞くほど、色々な問題点が分かってくる。

まず、儒教の教えがある。
結婚するまで、女はバージンというのが、基本的な考え方だ。
だから今の私のように彼氏と同棲なんてありえない。
しかし、やはりこれは建前だけの事であって、
若い人は、やってるやってる~~
そして、その結果、子供ができてしまう。

ではなぜ避妊をしないのか?という話になると、
まず、避妊してということ自体が、
やりなれてる女、やりなれてる男というイメージを
相手に持たせてしまうから、言いたくないとの事。
エッチ初めてなんだから、何にも知らないはず!
見たいな感覚だ。
さらに、雰囲気が壊れるのだの色々・・・
そして、さらには今日は安全日だから、大丈夫。
という言葉。
高校生、大学生のまだまだ成長期の子供が、
安全日という確定した日があるはずがない。
安全日を計算できるんのは、
毎月確定して同じ日に生理が来る人でないと、
ほぼ狂って来るだろう。
しかし、韓国人たちには、この安全日は大丈夫という言葉だけが
先走ってしまって、鵜呑みにしてしまっているのだ。

で、今度は子供をなぜ産まないかという問題。
まず、結婚するまではバージンという事が背景にあるので、
口が裂けても妊娠したなんていえない。
そして、もし、両親に相談しようものなら、
中絶若しくは、産んで施設に預けるという選択になる。

なぜ産まないのか?
それは、育てられないから。
自分の子供には、もっと良い結婚相手を探して欲しいという
親の願いから等、色々なことがある。

さらに、韓国の国のシステムにも問題がある。
まず、高校生、大学生は正社員の職がない。
アルバイトの時給は、4~500円程度だ。
どうやっても生活はしていけないだろう。

そして、この国は、異様なほどの学歴主義。
子供ができたからといって、若くして父親母親になるという事を
選ばないし、そして周りも選ばせないのだ。

要するに、韓国が世界一の海外養子縁組率が高いのは、
時代遅れの儒教の教えと、臭い物に蓋をするという無責任な感覚、
そして、異様なまでの学歴社会、
最後に国による社会保障のなさが大きく影響していると思う。

まるで、一昔前の日本のようだが、
これが韓国の現実であると思う。

ま、私個人としては、産まないなら、避妊ぐらいしなさいよ!といいたい。
そして、性教育をもう少し徹底して行うべきだと思う。
それだけでもかなりの数は防げると思うのだが。
海外で活躍している、韓国系~人という人の殆どは
幼い時に海外に養子縁組に出された人だ。
その人たちを見るたびに、心が痛くなる。
それなのに、韓国人たちは、彼らを見ると、
私たち同胞が~~みたいな表現をする。
韓国人にとっては、海外養子縁組が多い事は、
さほど恥ずかしい事ではないらしい・・・

ちなみに、韓国ではピルが処方箋なしで薬局で買えるそうだ。
そんなに簡単にかえるなら、買えよ!!
これは声を大にしていいたい・・・

2006年12月9日土曜日

かき混ぜる能力

韓国には、誰でも知っている、
ビビンバプという料理がある。
これは、ビビン=かき混ぜる バプ=ご飯
という意味で、直訳すると、かき混ぜご飯だ。

私も大好きなこの料理。
ただ単に、色々な野菜をコチュジャンという唐辛子味噌で
かき混ぜて、香り付けにごま油をたらして食べる料理。
本当に美味しい。

ただ、いつも思うのだが、韓国人は、このビビンバプを食べるとき
すっごい速さでしかも満遍なくかき混ぜることが出来る。

韓国に住んで1年になるが、私には、これがなかなか難しい。
野菜が思うより小さくない為、そして、コチュジャンが水っぽくない為に、
かき混ぜても玉になってしまうのだ。

彼氏にこのかき混ぜるスキルについて聞いてみるとあることが分かった。
日本人と韓国人はスプーンの使い方が違うのだ。
日本人にとってスプーンは、基本的に掬うものであって、
へっこんだ部分を使う。
さらに、昔の人なら分かると思うが、1つでスプーンとフォークとナイフにも
使えるという、あのすばらしいツール(小学校の給食の時に使うやつだ)で
鍛えられたおかげで、
スプーンを使ってカットするという方法もできる。
要するに、日本人にはスプーンは、へこんだ部分を使うか、
側面でカットするという方法しかないのだ。

しかし、韓国人はもっとすばらしい使い方をする。
スプーンの裏(弧になってる部分)で茶碗に押し付けながら
かき混ぜるのだ。
当然、ご飯粒もつぶれてしまうし、どんどんぐちゃぐちゃ状態になっていく。
日本人には料理をそのように食べる習慣がないので、
考えもつかない混ぜ方なのだ。
かき混ぜる段階を見ていると、本当に汚い。
しかし、かき混ぜること数分。
玉になることなく均一にかき混ぜられたビビンバプが出来上がる。

今度、ビビンバプを食べる機会があったら、
スプーンの側面を使って、
器に押し付けるように具をつぶしながらかき混ぜてみてほしい。
自分でもびっくりするほどきれいにかき混ざったビビンバプが出来るはずだ。

2006年12月4日月曜日

極寒の地

韓国の冬は死ぬほど寒い。
日本とは寒さの比が違う。
その冷たい空気を吸うだけで、肺が凍りそうだ。
そして、あまりの寒さに耳が取れそうと言えば想像はつくであろう。

私は、どうやったら、この極寒の地である韓国の冬を
寒くなく乗り切れるのかどうかいつも考えている。
韓国に来て始めての冬は、この寒さに完敗して
あまりの寒さに泣いた。
そして、今年は2回目の冬だ。
万全の体制で臨んだにも関わらず、
すでに涙が出てきている状態だ。
しかし、私は負けない。
まだまだこの国の冬に戦いを挑んでやる!

ところで、最近彼氏が面白い事を言った。
「韓国人と、君の違いが分かったよ。
韓国人は冬は寒いものだと思って、諦めてるんだよ。
可愛い服を着るなら、寒いのはしょうがない。
防寒服を着るなら、可愛くなくてもしょうがないみたいにね。」

確かにそうだ。
私はいつも、どうやったら
この韓国の寒い冬を乗り切れるだろうという観点から
洋服を選んでいる。
どうやったら寒くなく、そして可愛い服が着れるのか?
ブーツを履けばいいのか?
靴下をハイソックスにすれば暖かいか?
外からは普通に見えても、内側が羽毛のコートを着ればいいのか?

しかし、韓国にはオシャレの観点から寒さ対策をするアイテムが
あまりない気がする。
暖かい服=北極探検隊の服
可愛い服=日本くらいの寒さの国の冬服

では、寒さをどのように乗り切るのか?
根性だ。
寒いのは冬なのだからしょうがないと諦めて、根性で乗り切るのだ。

私は、その根性がない。
だから、これからも、知恵をひねって、
世界中の暖かアイテムを探し回って、
この国の冬を快適に過ごす努力をする。