2006年7月11日火曜日

おでん

韓国にもおでんが存在する。
日本のおでんとはかなり違うものではあるが、
発音でも”おでん”と呼ばれている。
日本のおでんが伝わったものだろう。
日本ではおでんは料理名だが、
韓国では材料名だ。
その食べ方は大きく違う。

形はがんもどきを上から押しつぶして、
薄っぺらくした感じと言えばいいだろうか。
大きさは、はがき位の大きさだが、
それを8等分くらいに切り、さらに
半分の三角形にしている事が多い。
材料は白身魚。そうするに練り物だ。

食べ方はさまざまだ。
まず日本のおでんのようにして食べるとき。
この三角形のおでんを何個も串に刺して
日本のおでんのように食べる。
だしは、かにの甲羅が多い。
次は炒め物に入れるとき。
さらに韓国のおやつの代表と言われる、
トッポキという韓国もちの甘辛いためにも
入っている。
全ての料理が結構おいしい。
さすがにおでんは練り物から出来ているだけあって、
結構良いだしを出す。

ところで、日本でおでんと言うと、
色々な具があるが、
韓国のおでんは、この平べったい三角形だけの時が多い。
よって韓国で日本風のおでんを食べるときにも、
三角形のおでんと丸型のおでんくらいしか具がない。
もちろん味は形が違うだけなので、まったく一緒だ。

厳密に言うと、韓国で言うおでんとは、
練り物全てを指す。
だから、日本でおでんを食べると、
韓国人たちは、
がんもどきを”分厚いおでん”とか
はんぺんを”白いおでん”とか言うだろう。
練り物全てがおでんだから・・・

彼氏と一緒に韓国で練り物を食べたとき、
何種類かあったので、ちょっと意地悪をしてみた。
これは何?-おでんだよ。
じゃ、こっちのは何?-おでん。
じゃ、あれは?-おでんだって・・・

全てをおでんと言っている彼氏の姿が、
何故だが猛烈に可愛かった・・・
野菜の名前と同じように、
おでんに関しても適当なようだ。

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