韓国人はコーヒー一杯からクレジットカードを使う。
高いものを買う時しかクレジットカードを使う
習慣のない日本人から見ると、
それは奇妙な行動に見えるかもしれない。
ただ単にクレジットカードが日本以上にどこでも使えるという
理由だけではない。
韓国ではクレジットカードを使うと、
年末調整のディスカウントのようなものが受けられるそうだ。
恐らく数年前に韓国政府がクレジットカード普及の為に
とった政策の一環として今でも続いているのだろう。
ま、ここまでは韓国通なら知っている人は知っていることだ。
さらに、私が聞いてびっくりしたことがある。
基本的に韓国人はクレジットカードの所有枚数が
日本人に比べると遥かに多い。
それは、カードの年間限度額があるからだ。
こんな言葉初めて聞いた私は彼氏に詳しく聞いてみた。
韓国では日本でも存在する月間限度額の他に
年間限度額がある。
日本では月間限度額が30万円だったら、
簡単に計算すると、年間360万円の限度額だと思う。
しかし韓国では月間30万円、年間限度額100万円とかだ。
当然毎月30万円使うと、3ヶ月目に年間限度額を超える。
そして、そのカードは使えなくなる。
だから、あと一枚カードを作る。
このようにカードがどんどん増えてしまうのだ。
そもそも、この年間限度額の設定額に問題があるのだが、
これが普通らしいので、使用者はどうすることもできない。
恐らく、カードの使用額によって、
脱税をチェックしているのだろうと彼氏は言っていた。
収入に対してカードをたくさん使っている人は、
申告していない副収入があるだろう・・・との考え方だ。
しかし、一概に今の収入を今使っているとは限らず、
貯金していたお金を今使っているかもしれないので、
この年限度額をどうにかしない限り、
韓国人のカードはどんどん増えてしまうだろう。
韓国のクレジットカードを99%の確立で
作らせてもらえない外国人にとってはうらやましい話だ。
ところで、韓国のカードは一枚が支払いができなくて
ストップされると、別の会社で作ったカードもストップする。
あの恐ろしい住民番号で管理されているので、
情報が筒抜けなのだ。
便利であり恐ろしい韓国のクレジットカード事情だ。